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5歳児の理論

ウチの食卓は、キホン 動物性のもの、食品添加物や白砂糖、乳製品、卵 は出てこない。
でも、時々登場する。
ときどき、子供達は保育園で食べている。


日常で、何故私がそういうものを選ばないのか、ということや、食に対しての私の視点を伝えていきながらも、他の人は違う価値観を持っていて、どっちが正しい、悪い、というものではない、というのを、子供達と折にふれて対話するよう心がけている。

先日5歳児がお風呂で 
「お肉食べたら、動物がかわいそう。殺されちゃうんだよ、ここを がって切られて。
ひよこのお母さんが殺されたら、ひよこは一人ぼっちになって、かわいそうなんだよ。うんぬん かんぬん」 
と顔をゆがめながら、とつぜん自らものすごく熱弁をふるったので驚いた。
しかもそれが私が言ったセリフや理論とは違った。

なので
「それ 誰かが言ってたの?」ときくと、
「自分で考えた」 と言うから、さらに驚きました。

5歳児がこんなこと考えられるんだ、その考えを言葉にできるんだ・・・と。

しかし、あるときは、
「○○先生が、お肉は元気になるから、食べたほうがいいって言ってた」 と
自分のフィルターを通さず、誰かのウケウリをそのまま発言する事も。

彼なりに、いろんな考えを吸収し、自分なりにゆれながら、考え続けているんだな、と思う。

子供たちは?と思うこと、親の価値観と違う価値観に出会うこと、たくさんあるとおもう。
私の価値観はこう、と提示しつつも、
どの考え方や結論が正しい、
と親として「教える」のではなく、
子供がものごとに問題意識をもち、自分なりに考える、
自分なりの意見をもち、それに対して責任を持てるようになれるプロセスを大事にしていきたい。

誰かが、何~ って言ったから、
とか、常識だから、 って言うのではなくてね。


何年も前、アメリカの法律の大学教授が、
「すごく面白い対話を娘としたんだ」 と話してくれたのを思い出します。

職業に貴賎はないのではないか、という5,6歳の娘の問いにたいして、
彼は、「何故そう思うのか」と問うと
「毎日一生懸命力仕事をしていて、そのおかげで、ゴミがない綺麗な町にみんながきもちよく暮らせるから」
と娘は答え、
彼はまた質問や他の視点を投げかけ、

最終的にゴミ収集の仕事をしている人と大学教授は同じお給料であるべき、と
娘は結論をだした。

彼は、娘の結論をそのまま受け止め、そこに落ち着くまでに彼女なりに色んな意見や側面を消化しながら、考えを深めていったプロセス、というのを評価した。

子供たちが、今の時点での結論を導くにいたる、あるいは結論は出ないけど、自分なりに何かについて真剣に考えてみる、という、「考えを深めていくプロセス」 を、質問を投げかけたり、言ってることをrephrase したりしながら、サポートし、対話を楽しみたいと思う。

他人が何をいっていようが、その土地の常識が何であろうが、
 
「自分はどう考えるのか」 
「どうやったら、相手に自分の考えを説得力のある伝え方が出来るのか」
「相手と自分の考えは違ってもOK,違うのがあたりまえ」

という意識が持てる対話を日常の中で行っていきたい、と思いました。

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by totoatsuko | 2010-12-02 15:36 | Comments(0)
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