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ダイアローグ イン ザ ダーク

ダイアローグ イン ザ ダーク (直訳:暗闇での対話) というのを体験してきました。

1.5時間で5000円、なので 心理的に敷居が高く、この場を知ってから、実際体験にいくまで、随分の年月がたってしまったのですが、機会があれば是非!!! みなさまにお勧めしたいです。

1.5時間の内容を省略して書けば、
真の暗闇の中を、杖1本もって、8人以下の人数+目が見えないアテンダントと、歩き、進んでいきます。

本当の暗闇、って日常では体験することはないと思います。 
眠るとき、電気を消しても、どこからか光がもれている。

私は、途中で自分が目をつむって歩いている自分に気づきました。
あけていても、何もみえないのだもの。

ほんとうに、杖で足元を確かめ、足の裏で道を感じ、皮膚で空間を感じるしかない。

まったく知らない8人の仲間とアテンドさんとも、
とにかく声を出し合って、自分は何を発見した、とか、
こっちに道がある! とか
ここは足元が悪いから、はい てを伸ばしてますからつかまって、とか
助け合わなくちゃどうにもならないし、助け合いたい、という気持ちがすぐ生まれてくる。


ダーク イン ザ ダイアローグは、ドイツの自動車会社が合弁するときに、社員の研修でつかったり、ダボス会議でも、参加者に提供されたそうです。
そういうところでも認められている体験プログラムである、というのは、体験してみて、ものすごく納得。
チームビルディング・チームマネージメントにも、即効性&持続性がある、とてもパワフルな教育プログラムだと思います。

目が見えない人の世界を体験してみよう、 というレベルのものではなくて
もっと心理面に、もっと個々人の生きる価値観や哲学にまで影響する体験。



体験後、さまざまなグループの反応をうかがったのですが
男性は得てして、日常での上下関係を暗闇にも持込勝ちなのだとか。
では列になって、と暗闇にはいるまでの、顔は見えないけど姿はなんとなく分かる、位の薄暗闇で言われたら、ちゃんと上司を先頭にするのだそう。
暗闇にはいったら、そんな上下関係は 全く関係なく かかわりあわなくてはならなくなるのに
果たして先頭が安全かどうか、先頭に立つことがグループをまとめるに最適かどうか、なんて分からないのに。

暗闇は、 既成の関係を壊す・フラットにする。

それは、大人と子供の関係にも言えるそうだ。
小学生以上から体験できるのだが、暗闇の中では、子供だから、大人だから、というのが、ゼロになる。
日常、視覚がある世界では優位にたっている大人の知識とか経験は、まったく意味をなさない。
子供のほうが、視覚がない、という状態に順応するのは早い場合が多く、新たな大人と子供の関係が生まれるのだそう。 

だから、家族や、社員研修で体験したら、ものすごく得るものが大きいと思う。
映画2本分なんて、ゆうに超えて、ずっとずっと心に残って、ずっと発酵しつづけて、日々の自分の固定概念に対してクエスチョンを投げ続けてくれるものになると思う。


最後に、暗闇カフェで、お茶を飲む。
においや、味が濃く感じられる。

暗闇レストラン、という企画もあるらしく、
マクロビオティックのお料理がコースで提供されるとのこと。

そして、季節にあわせて、暗闇の自然や町並みは、入れ替えられるとのこと。
また参加してみたい、
あそこで定期的に自分をリセットしてみたい、
違うメンバーと、違う仲間と一緒に参加してみたい、
きっと、全くちがう自分の心理反応に出会うと思う。

暗闇は、ここちよかった。
プログラムを終えて、外にでたら、視覚からの情報が多すぎて、目を閉じたくなった。

現代は、情報勝負、情報を持ってるほうが勝てる、より便利、などいろいろ利点はあるのだけれど、
常々望んでいる、シンプルな暮らし、 というのは、違う次元で可能なのではないか、
とも思ったのでした。


ダイアローグ イン ダーク、
企業に出張プログラムもしてくれるとのこと。
是非!
by totoatsuko | 2010-09-24 00:45 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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