人気ブログランキング | 話題のタグを見る

カウンセリング@代々木上原・音楽療法・心理療法 GIM

totoatsuko.exblog.jp ブログトップ

自分のルーツを知る I

久しぶりに母とゆったりした時間を過ごし、
私が子供のころに亡くなった母の母の話になった。

どんな家に育って、
どんな風な親に育てられて、
どんなことに興味があって、
どんなことが好きで、
どんな風に結婚して、
どんな信念をもって生きて、子供を育てて、
そんな母親に育てられた私の母親はどんな風に思っていて、、、

once upon a time, there was a little girl living by the sea.
むかし むかし 海辺に小さな女の子がいました


祖母 という一人の女性の物語
その物語は、まだ続いている。
母を通して、私を通して、彼女と関わった人、物事全てをとおして。

何か社会を変えるような大きな事をなしとげたわけではない。
でも、私にとっては、私の母にとっては、とても とても 大事な彼女の物語。
彼女が一生懸命生きた、その事が、とても とても いとおしく かけがえのないものに感じる。

この物語や、彼女と過ごした時間の記憶は、
今なおもって、私に目には見えないし、直接のアドバイスではないけれど 
心にすっと何かを感じさせてくれる道しるべを示してくれているように感じる。

あの人の、真摯に困難に立ち向かい、心から人生を楽しみ、
強い思いを持って生きた、その思い、気持ちを受け継いでいると感じたとき、
自分の中に「誇り」のようなものを感じた。

自分にとって大事で尊敬し敬愛していた人がはぐくみ、
大切に受け継がれてきたもの、スピリットというか、、、
を受け継いでいる、
その継承者である、という背筋がのびるような、「誇り」のようなもの。


どんなにズタズタな状況になろうとも、
武士が決して武士の誇りを捨てなかったように。


どんな細部も語り継がれるに値する
いい部分も悪い部分も、
誰に語り継がれても恥ずかしくない

そんな物語にするために、自分の人生をいきるのではない。
それは本末転倒。
(それが人生の目的なら、チープで表面的に取り繕った人生にしかなるまい。
誰かに評価される伝説づくりのためだけに命が与えられたのだとは思わないから。)

でも、自分が真摯に、与えられた命を一生懸命生き
心臓が止まり、肉体が風化し、
その人の存在を直接知っている人が少なくなり、
余計なものがそぎ落とされて
大きな軌跡が「結果的に」語り継がれる事になったとき、
その人の生き様は、その人は伝説になる。

伝記になって出版されるような人生であろうと、そうでなかろうと、
その人に関わった個々人にとっては、かけがえのない一人の人間の物語になる。
それは、全ての人にあてはまる。
全ての人生は、特別な物語だ。

精子と卵子が結合し、種が子宮のベッドに植えられたときから、
その種自身のストーリーは始まっている。
どんな環境に芽吹き、どんな葉の形をし、どんな花や実をつけるのかつけないのか、
途中で枯れて、大地の養分になって次世代をはぐくむのか、そうならないのか、
それは、種自身がつくっていくしかない種に託された可能性。

お盆もあと一月弱でやってくる。
その時期に実際に祖母のお墓を訪れることは出来ないのだけれど、
あらためて聞いた「彼女の思いがつまった生き方」に感謝しながら、
彼女の人生に思いをはせながら、私へと脈々と流れているものを感じ、
その感覚に包まれながら迎え火をしたいと思う。
by totoatsuko | 2010-07-21 09:54 | Comments(0)
line

音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite