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似たような心理メカニズム・振り込め詐欺&虐待

新聞で、「振り込めさぎの手口に引っかかるな特集」

虐待のワナにひっかかるな、と、思わず心の中で言い換えていた。


振り込めさぎに引っかかってしまう心理も、虐待関係に舞い戻ってしまう心理も、共通点多し。

1.自分はそういうのには引っかからない、自分の関係はそんなのとは違う、という確信に満ちた先入観  
2.相手の言葉は、巧妙に心理的弱みをうまく突いているので、
相手の言葉に「感情がゆりうごかされ」、信じてお金を振り込む、
何度も相当傷つけられてきた虐待的な関係であるのに、こんどこそはきっと本当に心を入れ替えてくれたのだ、と信じて、舞い戻る。

シェルターに逃げた女性や子供も、虐待者のもとへ 「自ら」 戻る決定をする確率がとても高いのだ。

両者が異なるのは、同じ相手との間で1回きりのイベントか、連続的に繰り返されていることか?


振り込め詐欺、の場合、それは「詐欺ですよ」と誰かに言われたら、やめることが出来る。

でも、虐待関係にある場合は、「それは明らかに虐待されてますよ」と言われても、
「でも、本当に心から謝ってくれているんです」
「でも、それと同じことが過去に何度も繰り返されてきたんですよね?
謝ってくれて、愛してるよ、と言ってくれて、、、そしてまた痛めつけられる、ってことが。」
「ええ、でも一回、一回、状況とか、起こった理由とか違ってて、私が悪かったときもあるし、、、」
(相手が自分を痛めつけるのは、自分が悪かったせい、という思考回路が始まるのも、よくあるパターン)
「分かりました。でも、本当につらいんですよね?嫌なんですよね。それは事実なんですよね」
「ハイ、、、、でも、彼いいところいっぱいあるし。私には彼しかいないし・・・」
(注:クライアントとの会話ではありません)

それに、虐待している側の人は、自分は「虐待者」に分類される、自分がやっていることは「病的」なことだ、とはつゆも思っていない場合が多い。ついやってしまう、程度だと、そうしてしまう自分を根本的に変える策をとろうとは思わないけど、自分が、ニュースでも騒がれている「あの、虐待、というものを実践しているんだ」と、自分が相手に対してやっていることの恐ろしさを本当に気づいたら、専門的な介入を探し始めるなりなんなり、いてもたってもいられなくなるはず。


虐待者も、虐待される側も、その事実を誰にも言わなかったり、本当に親しい友人一人とか二人とかにしか言わず、しかも酷さを差し引いて話す場合が多いので、ことの重大さを認識しにくい。自分自身も、周りも。
でも、ほんの些細な悩みだったら、いろんな人に話して話を聞いてもらうことによって、自分の気持ちを再確認したり、いろんな視点を貰ったりするのだから、どんどん話していったらいいのではないかと思う。(ああ、でもそれによって、”バラしたな!!! と更なる虐待をされる場合があるので、本当に注意深くする必要もあるのだけど・・・・” )

虐待は、関わっている人の過去から構築された心の構造が絡み合って起こっていることがあるので、
振り込め詐欺解決のようには、一筋縄ではいかないのが現状で、
それは社会的な問題として、今はまだまだ表には出きっていないけれど
(昔に比べれば、随分認知度は上がったけれど)
これからますます大きくなっていくのではないかと思っている。
by totoatsuko | 2010-06-26 10:01 | Comments(1)
Commented at 2010-06-27 16:56 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
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