パパは子育てのサポーターではなく、対等なチームメート
ノルウェーでは12週間の育児休暇をとる男性は90パーセント、日本は3パーセント(日本の数字は正確ではないが一桁だったことは確か。あしからず)くらい。
また、サポーターとして自分がどれだけ役立ってるか妻に評価してほしい、という願望がよくあるときく。
また、妻が評価してくれなくて、妻が子育て大変で化粧もおしゃれもしなくなった、と愚痴人が多いときく。
そして、浮気。
よくあるパターンなのだそうだ。
何度かの離婚の危機をのりこえた安藤さんが言っていた。
自分で育児休暇とって自分ひとりで子供見てみることをすすめる。
子育てしていると、化粧とかおしゃれとか、そんなこと言ってる気持ちも時間の余裕もなくなる、って事が、やってみて初めて理論だけじゃなくて、気持ちの面から男が共感する。 いかに大変か、そしていかにfruitfulな時間か実体験することによって、妻への本当の思いやりが、共感が生まれるのだと。そうして初めて、自分が主体的に子育てにかかわることで、子供との関係も濃く、色合い豊かになり、かつ妻の負担が軽減され精神状態もよくなり、夫へ愛情をそそいだり、お洒落する余裕も生まれる、と。
子育て期間中の離婚って、離婚の3分の1くらいだとか。
多くは、父親が外にオンナつくるのが理由らしい。子供、という二人の関係に新たに加わった因子により生まれる二人の間でおこるいざこざが嫌になり、そのいざこざいを、一度は愛したパートナーと向かい合って乗り切ろうというめんどくさい事をするよりは、外へ逃避する。子供が小さい、一番手がかかる時期に、一番父親・夫との共同チームワーク、チームメートとしての自覚とクリエーティビティーと問題解決能力が必要とされている時期なのに。一番子供たちが母親と一緒に父親が実質的にかかわる時間を必要としているときなのに。。。違う価値観をもつ、人間がdeep commitment することによって子供の学びの幅の広さや提示できる世界の深さと広さは、掛け算できるのに。まぁ、広くて深いのがいいとも限らないが。
一生のうち、「人間の土台が出来上がっていくプロセス」という、ビッグプロジェクトに深くかかわれる乳幼児期はとても限られているときに家を出て行ったり、妻とのプロジェクトから抜ける人が多いという現実。
でも、最近いくつか離婚したお母さんと話す機会が偶然あって、家の中で男性モデルがいなくても、男女関係をモデルできなくても、学校や社会や地域で見つけることだって出来るのだから、お互いをリスペクトしてない、あるいは関係にtruely コミットしていない男女関係を身近で子供に提示しつづけつつ婚姻関係・同居関係を続けることがonly one choiceではないよね、という話をしたところでもありました。