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鬱の底を蹴って

d0065558_1573834.jpg最近きいた、タンザニアに投資するきっかけが、相当な鬱だった人、2つのケース。

一人は、アメリカの医療機器会社 Abott のセールスマンだったアンディー。
ある日、イギリス人のお金持ちの友達が、その豊かな生活を投げ打って、アフリカの田舎で暮らしているというので、休暇に訪れて、その生活の貧しさにショックを受ける。アメリカに帰ってからもその体験が忘れられず、かの地であんなに苦しんでいる人がいるのに、ここでセールスマンをしている自分はいったい何なのだ、と鬱になり、何の気力も無くなったそうだ。

自分には家族がいたし、友人のようにお金持ちではなかったので、
アフリカに舞い戻り、無給で働く、というのは家族を養う身として許されなかった。
ますます鬱になる。
おもいあまった極限で、ある企画書を駄目もとですがる思いで上司にもって行ったら
セールス部門では出来ないけど、違う部署でいま丁度政府と一緒にタンザニアに投資するプロジェクトを立ち上げようとしてる、というのを聞いたから、そちらに話をまわしてあげる、と言ってもらい、その3日後には、会社を代表してタンザニアに赴任することがきまったそうだ。

my dream comes true. Here I am in Africa.
ボクの夢はかなったよ。本当にうれしい。
もうアフリカにきて数年になる。
今年から、家族もアフリカに移住してきた。

今彼は、タンザニアのヘルスサービスの発展に深く関わっている。
アメリカでMBAと医師免許をとったタンザニア人と組んで、タンザニアでは初のER(救急医療)を立ち上げ、毎週数十人の命を救っているのだそうだ。
取り組むべき問題は沢山ある、でもやりがいがある、
彼の目は輝いていた。

彼は鬱になったとき、そこから目をそらさず、とことん鬱になって、
その暗闇と絶望の底で真に自分がやりたいことを確認し、企画書を書き上げたのだった。
絶望の底という場所は、とても負のスパイラルのエナジーな強い場所である。
しかし、ひとたび風を見方につければ、自分をものすごい力で違う方向へ連れて行ってくれる。
by totoatsuko | 2010-05-11 01:38 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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