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心の中の戦争

d0065558_1420666.jpg今日本は国と国の戦争はしていないけれど
自分の命を絶つ人は年間3万人。
自殺未遂者は30万人は少なくともいる、
と概算されています。

個人の心の中の戦争も深刻なものです。
自分の中の一部が、他の部分を否定し、
非難し、攻撃し、殺そうとする。

精神疾患を患っていなくたって、そういう現象は誰の心の中でも、
その時、その人によってスケールは違えど起こっています。


戦争、という言葉は誰でも使えるけれど
そこで生じる痛みについてどう感じるか、認識するかは、本当に人それぞれだと思います。

戦場で戦い、何かに突き動かされ、自分が人でない狂気になってしまった経験をし、
そんな状況で仲間を失った事がある、そのすざましい様相の記憶は決して消えません
消えずに、ずっと自分の中に留まります。

自ら求めてそのような自分になるろうとする人はいないでしょう。
でも、狂気に走っているときは、なかなか自分が狂気に突き動かされている事を自覚できません。
だから、自分で自分の狂気を止める事ができない。

自分の中で、自分がみたくないと思っている部分を認めないようにする、見ないようにすることは
なんの ”暴力” も働いてないように思うかもしれないけれど

それは、ものすごい武力的で一方的な抹殺を 自分に対して行っているかもしれない と思ったりします。

どんな凄惨な状態が、悲鳴が、嗚咽が、そこで起きているでしょうか?


否定されている、無視されている自分は、どう感じているでしょうか?
攻撃する方は、心が鬼になっているから、相手がどう感じているか 感じられない状態であり、
それもまた、悲しい事だと思います。





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by totoatsuko | 2015-08-29 17:31 | Comments(0)

積極的平和主義者の講演リポート から感じる事 2

d0065558_1526139.jpg この件を心の構造に例えながら、心の事を書いてみよう、と始めた投稿でしたが
時間がたってくると、なんだか回りくどい解説のような気がしてきたので
以下、知人の講演内容で、もし紙に書かれていたら蛍光ペンでラインを入れていたであろう部分を
私の忘備録代わりに抜粋・陳列します。


***
戦争を避けるには、戦争に至る対立(conflict)を無くさねばならない。
***

***
1958年に設立されたECは、北東アジアのモデルとなる。
当時のヨーロッパ各国は、現在の北東アジア各国よりずっとずっと激しく対立していた。
6か国から始まったECは28か国となり、戦争は考えられなくなった。

軍事力で対立は解決しない。
***

***
北東アジア共同体では、1国1票制とする。
多国間の話し合いで合意をとる。
その方が2国で話すよりよい決定ができる。

これが積極的平和主義の方法。
***

***
それから対立の調停(mediation)について説明したい。
それには4つのことを繰り返す。

縦横の座標軸を想定し、
縦軸を未来(future)と過去(past)、
横軸を否定(negative)と肯定(positive)とする。

この座標軸の「肯定的な未来」の領域を1とする。
1の領域では、どんな北東アジアが望ましいか?
といった質問ができる。
そしたら、徳川時代の日本は鎖国で干渉してこなかったから、
あれが良かったという意見も出るかもしれない。

「否定的な過去」の領域を2とする。
2の領域では、過去に嫌だったことが戦争の記憶とか、
山ほど出てくる。

「肯定的な過去」の領域を3とする。
過去に良かったこと。
このように言うことは許されていないが、
例えば大東亜共栄圏は良かったという意見があるかも。
あれは西洋によるアジアの支配とは異なるものだったと。
アジアはその後、日本を越えるような経済成長を遂げた。
中国は日本から学んだとは決して言わない。
シンガポールから学んだことになっている。
でも本当は日本から学んでいる。

「否定的な将来」の領域を4とする。
つまり最悪のシナリオということ。
日本にとっての最悪のシナリオは中国が尖閣と沖縄を占拠すること。
中国にとっては、アメリカが中国を攻撃すること。
アメリカが攻撃といっても核兵器は実際には日本から発射される。

そしてまた1番に戻る。
これを何度かやる。
千回くらい繰り返す。

NGOトランセンド(https://www.transcend.org/)では
この方法で35の対立を解決してきた。
***

***
領土は所有権だけが大事なんじゃない。
どう使うかが大事。

ISが敵だという前に、ISについて、イスラムについて学ぶこと。
自衛隊は法改正で参戦することになるだろう。
でも専守防衛ならいいんじゃないのかとか、自分で考える。

いきなり国際的な対立の解決はできないんだから、
学校とかいろんなところで問題解決をやってみる。
いじめとか、夫婦や恋人など、人間関係の問題とか。

トランセンドでは、国際問題から
幼稚園児によるクマのぬいぐるみの取り合いまで、
様々な対立の調停について研修も行っている。

幼稚園児がこのぬいぐるみは自分のものだ!と主張して
ぬいぐるみの取り合いをしたら、
その調停には、決して怒らないこと。
静かな落ち着いた声で、
ここではそんな大声出したらいけないと言う。

そしてどうして君のって言うの?と意見を聞いてあげる。
その上で、違うよ、君のじゃないよ。
幼稚園のもの、みんなのものだよ、と説明する。
***

***
平和というのは戦争が無いことを言うのかと思った。
でもそうではないと分かった。
平和は戦争が無いということではなく、
みんなが自己実現できる社会だと考えるようになった。
***

引用終わり。

平和、を 心がいい状態、 という言葉に置き換え、
みんな、 をいろんなパーツの自分、という言葉に置き換えたら・・・・

心が穏やかな状態、というのは、心が葛藤していない状態の事を言うのかと
その昔 心理の事を勉強し始めるはるか前に思っていた。

でも、心の穏やかさ、というのはそういうものではなくて、
自分の中のいろんな自分 (個人として、家族の一員、組織、地域、社会の一員として)が共生し 
それぞれのパーツが自信をもってそのパーツを生きる事ができる状態、だと今は感じている。

ある若者が、平和を祈って、意味がないんじゃないかと思いながらも、自転車で日本を回る、
という活動を通して感じた事を話していて、以下のフレーズが出てきた。

”平和は戦争が無いということではなく、みんなが自己実現できる社会だと考えるようになった。”
この言葉は、私にとってとても印象的でした。

私は、私自身が積極的に何か行動を起こさなくても、戦争の危険を感じず生きてくることが出来ました。

平和であること、殺し合う戦争をしないこと、は、
私にとって、空気のようにあたりまえの事でした。

でも、本当はあたりまえじゃなかったのだと思いました。
戦後の日本の人々の強い思いに護られてきただけなのだと。

自分たちが ”積極的にそういう世界をつくっていこうとする意識と行動力” というのは、
これからの世代の人たちがやっていかないといけない事なんじゃないか、と思いました。


積極的平和主義者の講演リポート から感じる事 






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by totoatsuko | 2015-08-29 17:28 | Comments(0)

何にもかえがたいもの

d0065558_17232188.jpg何にもかえがたいもの
私にとっての それ は たくさんあるけれど その中の一つは 人との信頼関係

私 という人と だれか 
- 両親、親戚、子どもたち、親友、地域の人たち

彼らとの出会いも 関係も お金では買えない

ご縁があって そして 双方が築いてきたもの

お互いに信頼出来ると感じている事をベースに、
思いやりの気持ちを通わせることが出来る関係。
それは、一日では築けない 長い時間の積み重ねの賜物。
けれど、その信頼は 一挙にあっという間に崩壊することもある。

いや、相手が誠実ではない言動をしていても、
相手を信頼したい、という思いが強すぎたら、
疑問に思う個々の言動を自分の中でなかったことにして、
あるいは、本来この人はこういう人ではないはず、と自分の感覚を偽りながら日々を積み重ねて、
ある日 はっとその人に対する信頼がすでに崩壊している、という事に気づく事があるのかもしれない。

言葉だけでは信頼できないし、行動だけでも信頼できないし、
信頼できたと思っていても、 あの時言った言葉や行動は嘘だったんだ、 
と感じさせられるような不誠実な出来事がその関係の中で起これば、
これまで相手を信頼 trust していた気持ちは
後悔とか、悲しみとか、怒りとか、裏切られた感覚とか、ネガティブな感覚へ大きく振れる。

それは なかなか ニュートラル な気持ちに戻らない、すごくダメージの大きい事だと思う
この人は信頼できる と思い込んでいたがゆえに なおさら。


関係 って 生き物だと思う。
自分が常に様々なバイブレーションを発していて、相手も発していて、それは いつも一定じゃなくて 
自分だけがコントロールしたり操作できるものじゃなくて
双方の波動が交差したところで化学反応がおきて 関係が育っていくのだと思う。


信頼できる人に たくさん助けられて
そして、ただそこに いつもいてくれるから
だから 今日の私があるのだとおもう。

感謝あるのみ。






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by totoatsuko | 2015-08-28 09:34 | Comments(0)

宇治金時の思い出

d0065558_16175339.jpg
外見はボロボロ といったら語弊があるのだけど そんな古い一軒家を改装したビストロカフェ のようなお店をみつけました。

私はアンティークなものが好きです。
アンティークなものが持つ 時代をながく生きてきた時間の流を感じさせる風合いが好きなのです。

そのお店で 宇治金時、 抹茶のかき氷・あづき付 を食べながら
子どもの頃、習い事の帰りに よく祖母と母と、デパートのフロアの片隅にあった、狭くて、すこし薄暗い、でも品のいい和風喫茶でかき氷を食べたことを思い出していました。金時(抹茶が混じっていない、白いかき氷)か、宇治金時か毎回決めかねてたこと、白玉がおいしかったこと。あのたわいもない時間をとても懐かしく感じました。


少し前に、祖父の家でみつけた、という 私が小学校一年生で、年下のいとこの男の子たちと一緒に木登りをして遊んでいる写真を見せてもらいました。みんなとっても楽しそう!


時間ってあっというまに過ぎてしまうんだなぁ、と思うと、すこし悲しくなりました。
祖父が、80年なんてあっという間だった、と言っていたのを思い出しました。

生きていて 辛い事とか 大変なこととかに取り組んでいるときは、
ただその波に飲み込まれないように 自分なりに必至で 一生懸命で 
一歩引いて取り組むなんてことは 当事者なのだから当然出来ないのだけど

喉元をすぎれば、それは過去に生きた自分の軌跡として、昔話の一つになっています。

楽しかった。
それぞれが年をとり 今 自分にとって大事な人たちと
あっという間に別れなくてはならない日が来ると思うと

過去に自分の大事な人と死別した時の事が思い出され
胸が締め付けられるような気持ちになりました
まだ みんな元気なのに。

宇治金時があの頃の事を思い出させてくれて
それが 大事な人を失った時の悲しみと、
将来向かい合わなくてはならない別れへの悲しみを心の表層へ押し上げてくれたので
少しの間 その悲しみに気持ちを漂わせて 泣きたいだけ泣いていようとおもいます。





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by totoatsuko | 2015-08-27 16:17 | Comments(0)

積極的平和主義者 ガルトゥング博士の講演リポート から感じる事 1

d0065558_15242674.jpg
知人が書いた積極的平和主義者であるガルトゥング博士の 8月21日に横浜で行われた講演リポートを読みました。(このブログの最後に朝日新聞のサイトに8月26日に載っていたインターヴュー記事を全文コピペします)
 
そして、心のプロセスに置き換えて捉えられるところもたくさんあるな、と思いました。
以下、本文から抜粋しながら コメントを書いていこうと思います。




***
今日の講演テーマである、「日本は今後どう世界の平和に貢献するべきか」
ということに関して言えば、日本にできることは無いと思う。

日本はアメリカの強い影響下にあり、
アメリカによって細かく管理(micro-manage)されているのが現状だから。
そしてアメリカが興味を持っているのは勝利であって平和ではないから。

なので、このテーマについて話すとすれば、できることは「無い」わけなので、
聴衆の皆さんは、ここでお帰りいただいて良い。

しかしながら、もし、日本が独立国家であれば何ができるかといった話であればできると思う。
***

アメリカを、を気付いていない感情、という言葉に変えたら?
日本 を 自分の心、に置き換えたら?

自分を結果的に動きにくくしている 自分の傾向や思い込みや内なる声に自分が支配されていたら、
自分の心は 自由ではありえない。自分の闇は、自分自身を支えるために、自分を支配し”勝利”することに興味があるのであって、”自分と平和的に共に生きる” というを求めてはいないから。そういう事をすると、自分(闇)がパワーを失い、存在を消されると恐れているから。 
(続く)





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(以下記事本文引用)
「積極的平和主義」を旗印に、戦後日本の安全保障政策の大転換に突き進む安倍晋三首相。半世紀近く前から「積極的平和」を説き続ける平和学の第一人者の目に、今の日本の姿はどう映っているのか。日本の市民らの求めに応じて来日したノルウェーのヨハン・ガルトゥング博士に聞いた。

 ――安倍政権は日本の安全保障の基本理念として、国民の生命を守りつつ、世界の平和と安定のために積極的に取り組むという「積極的平和主義」を掲げています。一方、博士は1960年代に、戦争のない状態は「消極的平和」にすぎず、貧困や差別といった構造的な暴力のない「積極的平和」を目指すべきだと提唱しました。安倍政権の積極的平和主義をどのように評価していますか。

 「積極的平和のことを、私は英語でPositive Peaceと呼んでいます。日本政府の積極的平和主義の英訳はProactive Contribution to Peaceです。言葉だけでなく、内容も全く異なります。積極的平和は平和を深めるもので、軍事同盟は必要とせず、専守防衛を旨とします。平和の概念が誤用されています」

 「参院で審議中の安全保障関連法案は、平和の逆をいくものです。成立すれば、日本は米国と一致協力して世界中で武力を行使していくことになるでしょう。そうなれば、必ず報復を招きます。日本の安全を高めるどころか、安全が脅かされるようになります」

 ――外交や安全保障政策の発想に何が足りないのでしょう。

 「日本外交の問題は、米国一辺倒で政策が硬直していることです。創造性が全くありません。外務省は米国と歩調を合わせることばかり気にしています。米国に問題がある場合は、そこから目をそむけてしまいます。あると言われた大量破壊兵器がなかったイラク戦争を検証していないのも、そのせいです」

 「軍縮を訴えているのに、軍縮を実現するために必要な国際問題の解決策を打ち出そうとはしません。紛争解決に本当に後ろ向きだと思います。興味すらないのではと疑うほどです」

 「硬直しているという点では、憲法9条を守れと繰り返すだけで、具体的な政策を考えてこなかった平和運動も同じです。私が日本に初めて来たのは1968年ですが、9条を『安眠まくら』にしている点は今も変わりません。そうしているうちに安倍政権による解釈変更で9条1項の精神が破壊されようとしています。『安眠まくら』はもはや存在しないことを自覚すべきでしょう」

    ■     ■

 ――安全保障関連法案は、中国や北朝鮮からの脅威に備えるために抑止力を高めるものだと説明されています。

 「日本が米国とともに集団的自衛権を行使するようになれば、中国はさらに軍備を拡張するでしょう。その結果、東アジアにはかつてない規模の軍拡競争が起きる。そこまで考える必要があります」

 「北東アジア共同体の創設を提案したい。メンバーは日本と中国、台湾、韓国、北朝鮮、ロシアの極東部。本部は地理的にも中心で、琉球王国時代に周辺国と交流の歴史をもつ沖縄に置いてはどうでしょう。モデルはEC(欧州共同体)です」

 ――政治体制が異なり、領土問題も抱えるそれぞれの二国間関係を考えると実現は難しいのでは。 「政治体制が異なっても、協力はできます。協力することに慣れていないだけです。互いの悪い点ばかり見ていては関係はよくなりません。共同プロジェクトを通じて良い点を発見しながら、段階的に進めていくのです。すでにNGOや民間レベルでは、相互の交流や協力関係が進んでいます」

 「領有権を主張しあっている土地は、共同管理とする。尖閣諸島も竹島も、北方領土もです。それぞれに言い分があるのですから、そうでないと解決できません。答えは実はシンプルなのです」

 「大切なことは、未来の理想的な状況から考えてみることです。あなたは将来、どのような北東アジアに住みたいか。このことをそれぞれが真剣に考えていけば、共同体はそう遠くない将来に実現すると思っています」

 ――日本とのかかわりが長く、中央大や立命館大などで教えてきました。積極的平和への理解は深まっていると思いますか。

 「たとえば江戸時代は、消極的平和です。戦争はなかったものの、対外関係で何もすることがなかった。積極的平和を実現するためには、未解決の問題を解決して、紛争の種をなくしていく必要があります。解決には和解が伴わなくてはなりません。日本は中国や韓国との和解に向けたプロセスがまだ十分ではありません」

 ――平和貢献のために具体的に何が必要ですか。

 「国際紛争を解決する手段として武力を放棄した憲法9条1項を堅持すると、国連総会の場で表明することです。条文と矛盾する政策は改め、攻撃能力の高い武器は手放す。そのうえで各国に9条の採用を呼びかけてほしい。1928年のパリ不戦条約を実現することにつながるからです」

 「誤解しないでほしいのですが、私は専守防衛のための軍事力は必要だという立場です。百%の理想主義者ではありません」

    ■     ■

 ――世界各地で紛争の解決にかかわってきました。

 「200以上の紛争で仲介役をしてきました。1958年に米国・バージニア州で人種隔離政策の調査をしていた時、黒人の子が白人の子と同じ学校に通うかどうかでもめていた地域の話し合いを手伝ったのがきっかけです」

 ――20世紀に戦争を繰り返したエクアドルとペルーの国境紛争の解決がよく知られています。

 「1995年に当時のエクアドル大統領から、国境線について意見を求められました。私は、土地を共同で管理するという想像力を持つことはできませんかと持ちかけたのです。当初は創造的すぎると受け入れてもらえませんでしたが、同国は3年後に二国間ゾーンを提案、これを一部採り入れる形で和平協定も結ばれました」

 ――紛争解決の経験をもとに理論化を重ねてきました。

 「暴力による解決ではない、別の方法はないものかとずっと考えてきたことが大きいですね。母国のノルウェーはナチスドイツに占領され、医者で政治家でもあった父は強制収容所に送られました。私は当時13歳、地下新聞を配りました。ガンジーの非暴力の思想にも大きな影響を受けています」

 「私はずいぶん悩んで良心的兵役拒否をしたのですが、平和について学ぼうとしたら、戦争について書かれた本しかありませんでした。それで59年に『オスロ国際平和研究所』をつくりました」

 ――独自のネットワークを通じ、中東情勢をどう見ていますか。

 「『イスラム国』(IS)の勢いは止まらないでしょう。イスラム教徒にとっての夢を語っている側面があるので。ある調査では、サウジアラビアの9割以上の人が、ISはイスラムとして正しいと答えています。首を切り落とすことは残虐ですが、民間人もいる地域に空爆を加えることも残虐です。ISの側からすれば、自分たちは米国よりも人を殺していないとなります」

 ――文明の衝突が起きているのでしょうか?

 「いいえ。今起きていることは、もっと深刻で重大なことです。コロンブスの航海に始まる西洋の植民地主義と、民族を分断する形で人工的にひかれた国境線。これを解消しようとする動きが生まれ、対立が起きているのです。ISは、かつてイギリスの植民地であったイラクを、フランスの植民地だったシリアを取り戻そうとしています」

 ――日本はどのように向き合っていけばよいでしょうか?

 「西洋の植民地主義に対抗した唯一の国が日本でした。当時の日本が非暴力の形で、支配されている人たちに呼びかけていれば、歴史は変わっていたかもしれません。安倍首相は戦後70年の談話で、戦前、日本が国際秩序への挑戦者となってしまった過去に触れました。けれども、植民地主義というものは挑まれて当然のものだったと思います」

 「日本が米国と軍事力を一体化させていけば、中東で米国の主導する作戦に従事することになるでしょう。そうなれば、植民地主義の継続に加担してしまいます。米国に追従するのではなく、歴史にもとづく独自性を、外交において発揮してもらいたいです」

    *

 Johan Galtung 1930年生まれ。平和研究の国際NGO「トランセンド」代表。元オスロ国際平和研究所長。87年にスウェーデンの財団から「もうひとつのノーベル賞」ライト・ライブリフッド賞を受賞。

 ■取材を終えて

 「日本の平和運動は一国平和主義」「メディアは暴力ばかりとりあげて、解決策を探ろうとしない」。辛辣(しんらつ)な言葉が続いた。特別な思い入れがあるだけ、日本の今の状況がもどかしいのだろう。博士の指摘や提案を「理想に走りすぎ」「浮世離れしている」と遠ざけてしまうことは簡単だ。その方が頭も心も乱れないですむ。けれども、それこそが思考停止なのではないかと思う。

 (北郷美由紀)
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by totoatsuko | 2015-08-24 14:51 | Comments(0)

絵をかくこと

d0065558_13471826.jpg私は 音楽心理療法のセッションに来始めた人に、次にセッションに来るまでの間に、好きなスケッチブックと好きなクレヨンや色鉛筆を買って、セッションで描いたように ”心のなかの事” を色にしてみる作業をアイデアとして伝えることがあります。

昨日のワークショップでも、参加者のみなさんに伝えました。

即興で気持ちを音や声にしてみるという事もセッションで使う方法の一つで、それをやってみるのも面白い試みだと思うのすが、日常の空間で ”音を出す” ことが難しい状況もあると思うので、 絵、なのです。

絵をかく、 というか、 
”自分のために” 画用紙にむかって色を置いていく 
ということは、自分の中の無意識の事象を色彩化していること、
ともいう事ができます。

それは、ドイツの心理学者・精神科医であるユングが
夢は無意識から自分へのメッセージなのだ と言っていた事と通じるところがあります。


自分が意識できないこと、気づいていないこと、
心の構造や癖や壁やパターン が、 夢 や 絵 という言語でないものに投影されている、
と考えるからです。

それゆえ、セッションでは描けたのに
キャンバスと画材道具をそろえたものの ”かけない” 
何か ”自分一人では” 自分と向かい合えない という自分に気づく人もいます。


ひたすら ひらすら 紙を色や形で埋めていく
その作業をしている事を通して なにか自分の心の雰囲気や様相が変わってきて
少し平穏な気持ちに戻れたり 何か自分に必要なアクションを思いついたりすることもあります。

キャンパスにたされていく色を ”見る” という行為は
キャンパスに投影された理性では気付いていなかったり、否定してきた自分の気持ちを 
”受け止める” 
という行為だともいえるからです。

人は、気持ち を受け止めてもらったら 聞いてもらった
その気持ちの色合いが変わっていく事がよくあります。

同時に個人のセラピーセッション中で起こる気づきを一人での作業に期待すると、苦しくなります。

セラピストと共にイメージをみたり、即興で音を作ったり、色でイメージをつくるプロセスを通して、
一人では体験できないような深さの感情体験をし、

さらにそれについて ”セラピストと話をすること” で、 
自分が創作したものが 自分の気づいていない”何” と繋がっているのか見つけたり、
必要な心理的なプロセスを理性や思考に落とし込んで理解していくので、
それを求めて一人で自分と向かい合っていると、行き詰ってしまうだろうとおもいます。


やり方を学んで、一人で出来る程度の心理プロセス、その程度のものであるのなら、
訓練された経験を積んだセラピストの存在は必要ないですから。


それでも、自分のために画用紙に向かってみる というのを、
苦しい時、頭に血が上っているときに時間を過ごす方法のアイデアの一つとして私は挙げたいと思います。

自分と自分の感情だけのための時間をもつ。
その色や形や絵は、何を語っているのか。
主語を 自分 から 絵にシフトして絵を感じてみる。

もしかしたら、そこからの具体的なメッセージや意味を自分でよみとれなくても
描くこと自体が自分にいい作用を起こしてくれる、と感じるかもしれない。


深層心理のこと、感情の事、自分の事をもっと探究してみたくなったら、
セラピストの部屋の扉を叩いてみるのもいいかもしれない。

心の中の世界は広い。
自分の心の中に闇や汚いものがあってもいい、 そう心から思える境地にはなかなか至らないけれど
少なくとも 逃げ回ったり 蓋をしたり 否定したりするための”労力” (結構エネルギーがいることなのだ、自分を否定する、ということは)が軽減できたら、 もっと自分のためにそのエネルギーをつかえるようになるとおもう。






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by totoatsuko | 2015-08-24 14:05 | Comments(0)

雨の中で

d0065558_23382261.jpg
雨の中を歩くと 普段匂わない匂いがした

湿気と熱に蒸しかえされて なまのにおいがした

同じ太陽の光と土の栄養を受け取っているのに
まったく異なる種類の葉っぱや木が育っていて
まったく違う形の 果物 や 野菜がそだつのだ

どうして あたりまえのように こんなに違うものが 自然に育つことができるのだろう

にんげん一人ひとりが 全然ちがうのも あたりまえのように より強くかんじた
道端にはえている草でさえ 全然ちがうのだ
同じ気候 同じ土地で育っているのに

人間は 土とともに 太陽のもとで 命をつないできたのだけど
そういうものから遠ざかって暮らしていても生きていられる 
というのも また不思議といえば不思議だな と思った


学生と成人向けの音楽心理療法 体験グループセッション 8月23日(日)
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by totoatsuko | 2015-08-17 23:47 | Comments(0)

お盆によせて - 大いなるものに護られている という感覚

d0065558_22463926.jpgお盆、という日本の風習の一つである時期をすごして、改めて、私に与えられた 命 というものを考えました。

今 私がこうして生きているのは 
両親が 祖父母から受けついだ命を 私に繋いでくれたから。
曾祖父母が祖父母に 命をつないでくれたから。
過去に生きた それぞれの人間が その与えられた命をつなげてくれたから。

いま 私が こうして 何とか生きて 暮らせているのには
何か大いなるものの力が働いているとしか思えません。

いろんな大変なこと 辛い事 悲しい事
そんなことに飲まれずに こっくりと飲み込んで 内包しながら
楽しい事 嬉しい事 を 心から喜べること。


それは、奇跡的な状態なのかもしれない、 と思います。
このように生かされている としか思えないくらい。

だからこそ、この与えられた命を、必要としている人のために、人間を生かしてくれている地球のために使いたいと思います。

人間ひとりひとりは宇宙の中で近くれ見ればきらめく星であると同時に
天の川の中の ひとかけら の塵の一つであるかのような小さな小さな存在でもあるように感じます。


人間がやること考える事は 偉大なことであると同時に
宇宙レベルの時空の感覚でとらえれば ほんの一瞬の記録にも残らないようなことであること。

悲しみや怒り、地位や名声は、一人の人間の価値観や生き方を大きく変えうると同時に
宇宙レベルでは、そんなことは とても小さなこと
だって、天の川を構成する星の一つが消滅したって 天の川はなくならない
(だけど、そのひとつひとつが ”全部”消滅したら 天の川は なくなるという逆説もあるのだけれど)

自分自身がとても大きくてスペシャルな存在である
ー 誰かに評価されて生じるスペシャルさ、ではなく 
ただ、自分がここに命を賜り 生きている という事自体が特別なことである、という感覚 ー

と同時に 塵のような存在でもある という両極的な感覚に
この瞬間 瞬間 に感謝し、出会いに感謝し、与えられた命を 自分なりの形で紡いでいきたい
と しみじみと思わせられました。


静寂のなかで 瞑想の座を組む。



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by totoatsuko | 2015-08-16 23:02 | Comments(0)

Music Together 2015 秋学期 @ 代々木上原

d0065558_10184952.jpgMusic together 秋学期の詳細が決まりました。現在は日曜のみですが、近い将来 平日のクラス開催も考え中です。 平日ご希望の方はお問い合わせください。

日時:日曜日 10時半~ 11時15分 (日程の詳細は以下)計12回
1学期 参加費:29000円、 
8か月以上のご兄弟 25000円
(秋学期の教材、マクロビ スナック付き)
ご両親、祖父母様の一緒の参加、歓迎です!

初日:8月30日
最終日:12月13日

上記の期間でクラスがお休みの日曜日
9月20日、10月4日、11月1日、11月22日


学生と成人向けの音楽心理療法 体験グループセッションやります! 8月23日(日)
詳しくはコチラ


Music together について過去の記事
単発ではなく学期を通して参加する理由

私が娘と参加したmusic together体験感想文

music together がいい! と思う理由

Music Together本部のHP




アメリカ発 幼児のための音楽教育 Music together @ 代々木上原クラス
 無料体験 受付中。
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by totoatsuko | 2015-08-10 10:32 | Comments(0)

BE HAPPY

d0065558_19422253.jpgFree your heart from hatred

Free your mind from worries

Live simply

Give more

Expect less


Appreciation and blessings to the life
we all are given



音楽心理療法 体験グループセッションやります! 8月23日(日)
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by totoatsuko | 2015-08-09 19:44 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
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