秋キブン
気付いたら、長袖を着ているし、食卓も根菜や雑穀の登場率が増えてるし、陽が落ちるのも早くなってるし。
先日、「大地の恵を受けているような食卓ですね」と言われて嬉しかった。
どんなに忙しくても、どんなに食にまつわる環境が変化しようとも、自分自身は土(つち)に足がついた、自然のエネルギーとの交流を感じながら生活したい。
どんなに便利なものが登場しても、どんなに世の中が「早く」出来ること・治癒すること・出世すること・成長すること、手軽なことに価値をおくようになっても、早めることが出来ない季節の移り変わり・自然の変化や現象の畏れ多さを、そして人間もそのシステムの一部なのだ、ということを感じながら、この世に授かった一度きりの「命」と「Life」をかみしめていきたい。
悲しいことに、土や風の匂いの存在を知らずに生きている人は沢山いる。
自分が自分の「生」を生きている、という実感がなく生きている人も、
もう「生きたくない」という人も。
この世は全ての人にとって楽しく感じられる場所ではないかもしれない。
でも、楽しいだけがいい事じゃない。生きる目的じゃない。
色んな生き方があって、自分なりの環境との関わりかたができたら、ちゃんと周りと向かい合い、コミュニケーションがとれ、関係が気付けたら、それはsomethingになる。
私の心理療法・音楽療法士・セラピストとしての役割の一つは、
その人が、自分の人生はsomething mattersなのだと、自分の心は死んでいないのだと気づき、暗闇や混沌から立ち上がるエネルギーの源を探すお手伝いをすることだと思っている。
have a nice weekend!