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Holistic careー食も心に影響する

先週末は、食が体に及ぼす作用などについての集中講義に出てきました。

現代病(心・体の病)は、本当に食にももの凄く影響されているんだな、というのをしみじみ感じました。こんなに医療や科学が発達して清潔にもなったのに、治らないl心と体の病気は増えるばかりなのはなんて皮肉なんでしょう。

山村 慎一郎先生は食事指導・お灸・指圧などで病気(癌・腫瘍・筋腫・アトピー・喘息など)治しを長年されてきているのですが、2つ私の心に留まったフレーズ。

1.みんな何を食べたらよくなりますか?と聞くけれど、誰一人として「何を摂取するのを止めたらいいですか?」と聞かない。

なるほど。今のコマーシャルって、お酢飲んだらいいとか、ビタミンXXを摂るとーに効く、と摂取する宣伝ばかり。でも、わたし達って余計な物を摂り過ぎな状態だから、食べるのをやめればすぐ消える症状って沢山あるのだそうだ。薬では決して治らない喘息とかアトピーとか筋腫とか癌でさえも。

山村先生が余談で懇意にしていたもう亡くなった過去の東大病院の婦長さんの言葉は
「何でわたし達はおかずを食べるか分かる?おいしく塩分を摂りたいからよ」だったそうです。
つまり、米以外のものを食べなくても、生理的には塩分と玄米で人は超健康でいられる、っておっしゃっている。まぁ、それでは食の経験から精神的に満たされなだろうから、米以外で「食を遊び、楽しみ、お腹だけでなく心も満たす」のだろうと私は思いました。

2.最近食を改善しても、本当に改善しないケースが増えている。それは昔にはあまりみなかった心の問題が絡んでいるから。僕は心の専門家じゃないから立ち入らないようにしているけれど、これからはそういう専門家と組んでやっていきたいと思う。
企業のカウンセラーも聞くところによると、表面的に話を聞くだけだったり、精神科医の薬の処方を促したりする専門家が多くて、カウンセラーもカウンセラーを探しているらしいですよ。カウンセラーのカウンセリングが出来ないカウンセラーもいて、心の相談ホットラインに電話してください、って勧めるひともいるとか。

ほんと、心をちゃんと扱うカウンセラー・セラピストって少ないと思う。相手がカウンセリングの専門家だからってびびってカウンセリング出来ないカウンセラーって一体どうなってるの?とも思う。そんな人企業付のカウンセラーに雇うくらいだったら、私を雇ってほしいなぁ(←ロビーイングしてないくせに)とぼやきたくなる。まあ、有名企業になればなるほど資格を重視するだろうから、その人がどんなセラピーセッションをするのか、どんな資質を持っているのか、という事を吟味するよりは、日本の資格をもっていないよくわからん「音楽心理療法」が専門の私より日本の臨床心理士の資格を持っている人を選ぶだろう。


私は食を勉強し始めているけど、専門家ではない。
でも、少しづつ「摂取するもの」が、いかに体と心に影響を与えているか分かってくるにつれ、クライアントの食生活もちゃんとみていかないといけないなぁ、と考え始めました。
これから知識と経験を積んでクライアントの体型やむくみや肌の色や吹き出物などのサインに気付けば、その人がどんなものを食べているのか、どの臓器が弱っていて、その臓器に関連する感情のぶれの状態も察することが出来る場合もあるかもしれない。

どんなにセラピーセッションで心の安定を自力で見出せそうになっても、その人がお砂糖(体内温度・血糖値・心のバランスの急変化を引き起こす・食物の消化をする内蔵に負担をかけ結果的に疲労を引き起こす)を過剰な量で毎日摂取していたら、それを摂取していない人と比べて、心の平和・安定・バランスを自分で摂っていけるようになる道のりは不要に長くなるだろうな、とこのごろ思うのです。

私は食の専門家ではないので、食事相談は受けるつもりはないし、「食べること」についてあれこれ書くつもりもない。でも、セッションの中で必要ならば、食がいかに大事か触れていくべきだなと、心のために心や体の話だけをするのではなくよりholisticにその人の「生」をみていくのを大事にしよう、と思いました。
by totoatsuko | 2008-06-02 22:12 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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