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期限切れ騒動

期限切れ騒動_d0065558_15525189.jpg不二家が、社内の規約を無視して、品質管理をきちんとおこなってこなかった姿勢は、確かに企業倫理という点からみれば、自覚が甘かったと糾弾されてもしょうがない。いまや日本企業も、利益を上げればいいだけではなくて、社会や環境にどれだけ貢献しているか、というのもawareであることに迫られている。この感覚は、アメリカで80年代に多くの企業不祥事が起こったころから議論され始め、その流れが日本にようやく流れ着いてきた感があるのだけれど、やはり同じものでも、日本にくればその性質は違って解釈・利用されているような気がする。

うまく言えるかどうか自信がないのだが、、、
アメリカは企業内でチェック体制や、不祥事が起こらないシステム(人を教育するとか、人事体制を変えるとか)を変えるが、社会は社会で企業やブランドを100%信用しきっていない。こっちはこっちで企業を監視していく義務があると自覚しているような気がする。

かたや日本は、悪いことが発覚すると、当事者を感情的に責めまくり、あわや廃業 まで追い込む。どうやったら同じ過ちが繰り返されられないように出来るか、という建設的な意見や議論が大衆の間でうまれない。失敗は成功の元、 なんてことわざを生んだ日本だが、あまりその精神は失敗した人に対して適用されないようだ。セカンドチャンスが与えられない社会では、何か間違いを起こしたと気付いても、恐ろしくて世間に告白できないだろう。変わる 第一歩を踏み出せないだろう。

間違いに気付いた → 公表し、変革の決意を宣言する →そんなの今まで嘘ついてきたんだから信じられないと罵倒される → つぶれるまでぼこぼこにされる

間違いに気付いた → 公表した場合に受ける仕打ちを恐れて隠蔽する → 隠蔽がばれる →変革の決意を宣言する →そんなの今まで嘘ついてきたんだから信じられないと罵倒される → つぶれるまでぼこぼこにされる


どっちのルートをたどっても結果が同じではね。。。

賞味期限なんて、参考に過ぎない、と私は思っている。
賞味期限内でも、私の手に渡る過程で的確な保存がされていなかったら、腐っている可能性だってあるのだから。それに、わたし達には目と鼻と舌があるでしょう?刻印された数字を鵜呑みにして、自分の感覚を疑うなんておかしな話じゃないですか?どちみち、それをフルに使っても、期限内だって、中毒になってしまうことはあるのだから。
こちらは、ちょっと面白い投稿。
by totoatsuko | 2007-01-24 09:21 | 日々感じたこと | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
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