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Spirituality vs Religion

Spirituality vs Religion _d0065558_15425746.jpgスピリチュアリティー と 宗教、何が違うのだろうか?なんとなく同じと思っている人も多いようだが、、、私はどちらに対しても、衝動的な否定の気持ちは持たない。
しかし、例えば戦争の時日の丸を使ったことから、現在 日の丸を掲げたり、国歌を歌うことを拒否したり、変な愛国心をはぐくむと反対運動をする人もいるのと似ているかもしれない、と感じた。
spirituality もreligionも他のものと同じ。
全てを包む優しさと、従わなければ審判を下す、どちらの側面も持ち合わせている。

スピリチュアリティーも 宗教も、教祖(人間)のエゴに悪用されて集団自殺や、恐ろしい闇へ人々を導くけれど、それ自体は、人間が生きていくうえで、とても心の拠り所になりうるものだと思う。

ただ、それらは奥が深すぎてなかなか全体像がとらえにくい。
だから、アヤシイものとして捉える人もいるけれど、spiritualityという単語は、最近WHOでも話題となっており、決して駆るんじる事が出来なくなっている言葉だ。

クリスチャンでない私は最初理解できなかったのだが、
魂のレベルまでアクセスしたり神秘的な体験、自分の内面に存在する神や悪魔との対話がイメージの中で起こることがあるGIM(Guided Imagery and Music therapy) プロセスは、あるクリスチャンの人にとって神への冒涜と捉えられ、彼女たちはわたし達を激しく糾弾した。
その人が信じている教えは、神は絶対で、わたし達が対等に関わる対象ではなかったのだ。

宗教は、人を裁いてしまうのが怖い。
凄くいい教えがあるのに、どこかの時点で、たとえばこの宗教以外の人は間違っているとか、人間として低レベルに存在するとか、天国にいけないとか、
人間の力では及ばないところに存在して、なにか救いの手を差し出す時もあれば、
決定的に人間のある部分を否定してしまうこともある。意味の無い罪悪感を人間にもたらすこともある。


スピリチュアリティーにしてもそう。
なんだかちょっと霊感が強いひとがもてはやされて、その人に占ってもらって、自分の人生が読まれる。その人の言葉で、自分の人生が左右される。私は、霊感が強い人とか、理解できない不可解な出来事や、偶然の一致は信じているけれど、その人が読む「わたしの人生」を私は絶対送りたくないとおもう。私は、自分で創っていきたいし、つくる過程を楽しみたい。

スピリチュアルなもの、それはわたし達が生きている世界の次元を超えて存在するもの。
宗教的なものは人間が長い間かけて作り上げてきた神を頂点とした秩序と思想

それらは 全て自分の中にも存在している。

宗教に入っていなくても、メディテーションが習慣でなくても、
例えば、深い山奥を歩いていて、ふっと目の前がひらけて光を体いっぱい浴びた時、
森林にかこまれ、森の霊気に包まれたとき、
果てしなく大きな海を目の前にしたとき、
わたし達は畏敬の念を・その空気と、景色と一体となるような体験をしたことはないだろうか?

特別な能力を持っていなくても、それを直接日々感じることが出来なくても、
神は自分の中に存在する(というと真っ向反対する宗教家の方がいらっしゃると思いますが、個人的な意見ですので、どうか悪しからず)。魂(スピリット)は、自分自身そのものである。
by totoatsuko | 2006-10-10 23:28 | GIM:音楽と深層心理イメージ | Comments(0)
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