体という入れ物 と 魂
この日は曇っていてちょうど良い。日陰に座ってうたた寝したり勉強したり、、、
夕方帰りのバスも激混み。混んで身動き取れないバスの中で、目の前に座ってる年配の方を見下ろす感じで立っている時、この人の頭蓋骨やそれを支えてる背骨とか、体、という入れ物は、何十年の時を経て今の形になって、ある時役目を終えると、その入れ物、体から、そこに宿っていた意識とか魂みたいなのが離れて行って、焼かれたり埋葬されたりするんだなあ。そして、今こうやって激混みの中吊革に捕まって必死にバランスをとってる私の体もおんなじようなものなんだな、と思ったりする。
バスの中は体がぎゅうぎゅうに押し合っているのだけど、そこに宿っている魂みたいなものはそうでもない感じ、もうすこし自由な感じがして、面白い感覚だった。