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家族なのにな・・・

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音楽心理療法のプロセスの過程で ”子どもの頃の自分の家族” や ”今の家族” の絵を描いたとき
自分が思っていたのとは違う雰囲気の家族の絵が出来上がる事があります。

何も考えずに(理性とか倫理観とか常識、とかに出来るだけとらわれないようにして) 
5人家族の絵をかいてみて その絵についてセラピストと話していると
家族の誰一人として手を繋いでいなかったり
無表情であったり
一人だけ巨大にかかれていたり

自分が気づいてなかった ”事実” に衝撃を受ける事があります。

もう一つ例を挙げると
自分から特定の家族メンバーに向けて ものすごいエネルギーに満ちた色と濃さが向かっており
その色は自分の内部まで蝕んでいるようである一方
もう一人の家族メンバーに対しては ほとんどエネルギーがいっていない


ウチはなんて特異な家族の形なんだろう と思わず感嘆詞が出たとき

じゃぁ、どんなのが自分は あたりまえの家族の形 だと思っているんだろう?
という対話につながる。

CMとか、ポスターとか、商業的な場でよく見る ”しあわせそうな家族” のイメージが 
”スタンダード” だと
無意識に思っているから 自分の家族の特徴を細部まで見たときに その特異さに驚くのだろうか? 


発想を転換して
例えば 色鉛筆セット。
もし、パカッと蓋をあけたら、ピンクとオレンジの色鉛筆が5本ずつ入ってるだけだったら、は? って思うと思う。
私たちは、色鉛筆の箱には、12色 ないし 24色の色鉛筆が入っているのが ”あたりまえ” だと思っているから。

家族の形にだって同じことが言えるとおもうんだけど・・・
世の中、2パターンの幸せ家族 2パターンの家族の関係性や歴史しかないなんて、ありえない。
家族の形にだって、明るい色も、暗い色も、渋い色もあり、組み合わせによっては無限大の色を作れ どんな絵だって絵描けるものなのだ。

だけど、何かの理由で
どす黒い色しか使われていないような家族との関係だったり
おとぎ話のような表面的できれいごとごっこ をやってるような家族との関係だったり、、、

家族の数だけ 家族の絵があるのであって、 
どれがスタンダードで、
どれが特異な絵だ、
なんてものはない・・・ けれど、心は勝手にそういう事を決めつけていて、幻想を見ようとしたり、自分の”理想”を家族とやろうとして、現実の家族と現実の自分とちゃんと向かい合えてない事がある。

そして、それが自分をとても苦しめる。

色鉛筆の色が沢山あるのが当たり前であるように、
家族の形も、自分の在り方も、無限にあり
自分で選べるのだ 作っていけるのだ という感覚がもてるようになる作業ができるのも
音楽心理療法の過程で起こる変化だといえる。



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by totoatsuko | 2016-09-28 09:57 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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