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コミュニティーに属している感覚 1

コミュニティーに属している感覚 1_d0065558_13202527.jpg 指揮者の小澤征爾氏が主催する 小澤塾の学生たちとプロの歌い手たちによる ヨハン シュトラウスのオペラ こうもり 公演に行きました。この塾は、小澤氏が若かりし頃、巨匠カラヤンに、オペラを経験しないと一人前になれない、と言われ、オペラの指揮者として経験をつむ機会を与えてくれた経験から、今は ご自身が若者にそのような経験と学びの場を与える場を提供するべく もう10年以上も前から続けていらっしゃる事なのだそうです。

客席やロビーをもったりと漂っているときにちらほら聞こえてくる会話を聞いていると、
小澤征爾氏と同じ時代に同じ学校で学んだ方たち、その周辺の方々、ご家族、一時期専属だったファッションデザイナー、彼と一緒に仕事をしてきたクラッシクとは違う分野の方々、クラッシク音楽の世界の学生たち、音楽家の卵らしき人たち などが目について 個人的に、なんだかすごくディープな世界に迷い込んだようでした。

一時は、この世界のすみっこで学生をしていた身。
一緒に公演に行った、小澤氏と同期の幼少の時からの私のピアノの師匠と話をしていると
ディープな世界の香りがものすごく新鮮な感覚で戻ってきました。

聴衆は 華やかな所しか見ないけど
その舞台までの道のりには、それはそれはドラマがある。
一瞬で消えるたった一つの音の 出したい音質にこだわって 何十時間費やす事だってある。
競争もあるし、試験に受かる、落ちる、というのもあるし。

今は、とても優しい気持ちでなつかしく思えるけど、笑いながら師匠と談笑できるけど
子弟関係のときは、そんな会話、めっそうもない。
緊張と、今日のレッスンでもまだまだな自分に首をうなだれるのみだった子どもの頃。


あの公演のオーケストラで演奏していた何十人の学生たち、
舞台で群衆として合唱していた学生たち、
そして、プロの歌い手たち、

人の数だけ、幼少のころからの自分と音楽との歴史があり、師匠や仲間、あるいはライバルとの歴史があり、それらを包み込む ”コミュニティー” がある。

(続)


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by totoatsuko | 2016-03-01 13:44 | Comments(0)
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音楽療法士(GIM)のつれづれ


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