人気ブログランキング | 話題のタグを見る

カウンセリング@代々木上原・音楽療法・心理療法 GIM

totoatsuko.exblog.jp ブログトップ

ハロウィン マント制作

日本の文化ではないですが、すっかり都会では定着しつつある、ハロウィンを楽しむ風習。

私が関わっている発達わんぱく会 for Special needs kids の音と色の教室で、
10月 週一回全4回 で、マント制作をしました。

手のひらで絵具をさわったり、絵具がにじんでいく様子を楽しんだり、ボンドを触ったり、布や紙をきる、粘土をこねる、セロファンをくしゃくしゃする、墨の香りとその特性を楽しむ、など療育的な要素を、楽しくできる制作を通して行っています。

今月の最初のセッションでは、おばけやハロウィンやマント関連の絵本を子どもたちと一緒にみて
それについて話をしたりして、これから取り組むことについて彼らなりの理解をうながしました。
じっくり見入って研究している子どもがいました。

その後、それぞれ持参した布をつかって、マント制作。
絵具、毛糸、いらなくなったネクタイや、フェルト、折り紙、ペン、などをつかって思い思いもものを作っていきます。こちらで用意しているもののほかにもパーツを自分で準備して持ってきてくる子もいました。

制作していると、想像力が膨らんできて、
だんだん ハロウィンのマント という「入口」 から、「自分の好きなマント」 になっていきます。
作業がたのしかったら、いつもは触りたくない感触のものにも、うっかり触ったりすることで、そういう感触のものに慣れていく、という事がおこったりします。

ハロウィン マント制作_d0065558_11205266.jpg


カーテンの生地を持ってきた女の子は、絵具がじゅわ~ とにじんだ、とても綺麗な布になって、
それを、ウェディングドレスの長い裾のように引きずって、嬉しそうに歩いていました。

写真は、あるクラスの最終回、みんなで自分のをきてみて、見せ合いっこしたり、布遊びをしたりした時、
奇跡的に、私たちの要望に子どもたちが同時にマントをまとってカメラの方を向いてくれたので撮れた写真!

Special Needs Kidsは自由人な子どもが多いから、
なかなか ”そろって” なにかをしたり、人と上手にかかわったり、感情を分かりやすく伝える、
というのが難しい場合があるのですが、
なんだか 一緒に制作をやり通した ”同志” みたいな気持ちもそだったのか、
彼らの得意げな、嬉しい気持ちが背中に現れてる、ステキな一枚です。 

来月は、100円ショップで買えるビニール傘で、ツリーをつくる、という課題に取り組みます。
どんなのが出来るか、楽しみです。
by totoatsuko | 2011-10-29 11:26 | Comments(0)
line

音楽療法士(GIM)のつれづれ


by totoatsuko
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite