心はいつもフラメンコ
夜には、日本フィルのメンバーによる30分程度のミニ演奏会がありました。
その最後の演目が、打楽器の人が中心になってやる曲で、
チェロとバイオリンをバックに、わざと悦に入ってる雰囲気を演出して、
打楽器奏者の方がカスタネットをカタカタと華やかに、優雅に演奏されます。
そこへ、舞台そで(といっても、普通の部屋で、舞台・客席、の垣根なく演奏してますから、ソデというそでもないのですが)から しゃもじ とか スプーン とかを、次々と違うものを私が持って行く役をおおせつかりました。 スプーンで脇腹とかをつっついたりして、無言でこれでやってみて、 というそぶりをする、なんかコントしてるみたいなかんじ。
で、モノを渡されたら、かれは 「なんやこれ~、こんなんで演奏なんかできるわけないやろ」
みたいな表情をしながら、例えば、スプーンなんかは目にあてて視力検査か? みたいな振りをして、でもだんだん音をだしていって、最終的にスプーン4本で見事なリズムと音を奏でる、というのを20秒くらいの間でおこなっていく。できるようになったら、また 私がいたずらっ子のような目をして、見ている子どもと目配せなんかしながら、他のモノを彼に差し出しに行って
彼は、「またかいな~。 こんどはなんや~」 困った表情をして(言葉は発さない) ~ と続く流れ。
そのとき渡された物のなかに、小学校でつかうようなカスタネットがあり、
それを最後に持ってくるように、という指示をいただきましたので、
これは、やるしかないでしょう、 と思いまして、
カスタネットを持っていくときだけ、まじめなフラメンコ顔をして、なりきって手首ぐるぐるまわしながら恰好つけて登場して さっそうとターンをして エレガントにカスタネットを打楽器奏者に渡したら、、、、
あの人って、通訳のおばさんじゃなかったけ?
打楽器の方も苦笑、聴いてた大人のスタッフも含め、みんな、もうバカうけしてくれました。 オーレー!
こんなところで、趣味が役立つとは。
シンプルな動きしかしていないのですが、こういう場ではステキに上手にみえるらしく、私も大笑い。
私は、子どものころから数年前までずっと、音楽療法を勉強する前までは
こんな おふざけなんてするような人じゃなかったのですが、
こんな風にも 自然に自分をもっていけるようになって、
こんな風にも場を楽しみ、人とかかわれるようになって、楽しみ方の幅がひろがりました。
女性のための 音楽と色と声のリラクゼーション・ワークショップ@パークサイド広尾レディースクリニックは
毎月第一土曜日10時半~12時半 3000円。
お問い合わせ・ご予約は お名前、ご連絡先をそえていただいて、hiroo-pc AT healthcarenet.jp まで。次回は9月3日。 小麦粘土もつかう予定です。
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