新しく学びなおし始める
何歳になっても、何年同じことを続けていようとも、
自分の姿勢次第では新しい発見があり、成長しつづけ、変化していく自分とまわりを味わう、
生きている、ってそういうことを楽しむことができるものだと思っています。
(痛みを伴う変化もたくさんありますが・・・ それを乗り越えた時に見えるみたこともない風景は例えようもなく美しい者だと思っています)
最近、縁あって高齢者施設で大グループ(20~50人位)の音楽セッションを始めました。
高齢者の方との音楽療法の経験は個人 ~ 5人くらいのグループサイズをアメリカにいるときやっていましたが、日本人でこの人数の高齢者の方とのセッションというのは、初めてです。
この間は、経験不足&準備不足が顕著に露呈したセッションで、かなりお恥ずかしく、
なんだか音楽療法見習い時代の自分のようで、情けなくなりました。
自分なりのセッションの目的設定、そのための歌の使い方 などは
なんとなく自分の慣れたやり方がある程度できあがっていますが、
この規模のグループのまとめ方、そして特に
昭和初期~50年代前半の歌については、1から学び始めです!
1年生に入りたて、という感じ。
仲間にも、これまでテーマに上げてこなかったこの分野の相談をすることで、
友人との関係性に変化も感じています。
新しい職場で、あまりなじみのなかった職種の人との出会いと、やりとりも、
何か私に波紋を起こし初めています。
ほんとうに、私は みなに支えられていろんなことをやってきている、
やらせてもらっているんだな、と思います。
なんとなく知ってる、では セッションで使えないから
メロディーを覚えることもそうですが、その歌詞はどういう心情をうたったものか、歌に込められたテーマはどんなものがあるのか、時代背景は、など 丁寧になぞっていくプロセスは、それはそれは 心と歴史への旅です。
アメリカで学生時代にも、先生方のサポートのもと、歌の分析?をやって、自分なりにセッションで歌をつかってきましたが、今回は先生はいなくて、自分ひとりで、自分と対話しながらやっているプロセスです。
とても新鮮に感じています。
改めて、歌をたどる、というのは 歴史をたどることなのだと
その人が選んだ歌、というのには、その人の深い心情を無意識にでも反映されており、
そのときの生活や価値観なども読み取ることができるもなのだと。
明治~昭和初期の歌を口ずさみながら、
こんな風に私の祖父母はそだったのか、こんな風な価値観だったのか
と、知らなかった今は亡き祖父母の子ども時代に思いをはせたり、
両親の子ども時代に思いをはせたりしています。
歌でたどる、私が生まれる前の、話と少しの写真でしかしらない時代の日常は、
想像以上に 圧倒的にリアルで、驚きとともに、感動しています。
本で読むのとも違う、目の前で昔の話を聞くのとも違う・・・
自分の感情が、昔の歌の歌詞やメロディーに反応しているのを感じながら
自分なりのイメージを膨らませながらたどる歴史。
これまで以上に、祖父母や両親が生きた子ども時代と、いまある彼らの姿に、特別な気持ちを感じ、見る目がかわってきています。そしてなにより、ほんとうに この方たちのがんばりのおかげで、あの復興があり、少し前の繁栄があったのだとおもうと、感謝の気持ちでいっぱいになります。
明治~昭和初期の歌のメロディーは、ペンタトニック (ファとシを抜いた独特の色調)で構成されており、
リズムもとてもシンプルで、自主練がてら歌っていると、気持ちがゆったりになってきます。
祖父母、両親の時代を歌でたどるプロセスは、自分がどこからきているのか、日本人たちはどこから来ているのか、自分なりにとらえなおす大きな機会で、それは 将来私の日本人観、自分の価値観に影響をおよぼしていくものなのだろう、ということを感じています。
なじみがなかった世界との出会いと、それを知っていくプロセス
でも、まだ 何も形になっていない、何か要素がばらばらに目の前にちらばっているのを具体的に見て、感じることができているだけの状態、どこに、どうまとまっていくのかも分からない状態。
NYというなじみのない、でもなんだか楽しい場所で、音楽療法を学び始めた、
あの時の感覚と通じるものがあります。
最近私が経験しているゼロ~1 のステージの要素の一つでした。
女性のための 音楽と色と声のリラクゼーション・ワークショップ@パークサイド広尾レディースクリニックは
毎月第一土曜日10時半~12時半 3000円。
お問い合わせ・ご予約は お名前、ご連絡先をそえていただいて、hiroo-pc AT healthcarenet.jp まで。次回は8月6日、今週末です。自家製、小麦粘土をつかったプロセスを考えています。
音と色をつかったカウンセリング・音楽心理療法セッションのご予約HPはこちら
自分の姿勢次第では新しい発見があり、成長しつづけ、変化していく自分とまわりを味わう、
生きている、ってそういうことを楽しむことができるものだと思っています。
(痛みを伴う変化もたくさんありますが・・・ それを乗り越えた時に見えるみたこともない風景は例えようもなく美しい者だと思っています)
最近、縁あって高齢者施設で大グループ(20~50人位)の音楽セッションを始めました。
高齢者の方との音楽療法の経験は個人 ~ 5人くらいのグループサイズをアメリカにいるときやっていましたが、日本人でこの人数の高齢者の方とのセッションというのは、初めてです。
この間は、経験不足&準備不足が顕著に露呈したセッションで、かなりお恥ずかしく、
なんだか音楽療法見習い時代の自分のようで、情けなくなりました。
自分なりのセッションの目的設定、そのための歌の使い方 などは
なんとなく自分の慣れたやり方がある程度できあがっていますが、
この規模のグループのまとめ方、そして特に
昭和初期~50年代前半の歌については、1から学び始めです!
1年生に入りたて、という感じ。
仲間にも、これまでテーマに上げてこなかったこの分野の相談をすることで、
友人との関係性に変化も感じています。
新しい職場で、あまりなじみのなかった職種の人との出会いと、やりとりも、
何か私に波紋を起こし初めています。
ほんとうに、私は みなに支えられていろんなことをやってきている、
やらせてもらっているんだな、と思います。
なんとなく知ってる、では セッションで使えないから
メロディーを覚えることもそうですが、その歌詞はどういう心情をうたったものか、歌に込められたテーマはどんなものがあるのか、時代背景は、など 丁寧になぞっていくプロセスは、それはそれは 心と歴史への旅です。
アメリカで学生時代にも、先生方のサポートのもと、歌の分析?をやって、自分なりにセッションで歌をつかってきましたが、今回は先生はいなくて、自分ひとりで、自分と対話しながらやっているプロセスです。
とても新鮮に感じています。
改めて、歌をたどる、というのは 歴史をたどることなのだと
その人が選んだ歌、というのには、その人の深い心情を無意識にでも反映されており、
そのときの生活や価値観なども読み取ることができるもなのだと。
明治~昭和初期の歌を口ずさみながら、
こんな風に私の祖父母はそだったのか、こんな風な価値観だったのか
と、知らなかった今は亡き祖父母の子ども時代に思いをはせたり、
両親の子ども時代に思いをはせたりしています。
歌でたどる、私が生まれる前の、話と少しの写真でしかしらない時代の日常は、
想像以上に 圧倒的にリアルで、驚きとともに、感動しています。
本で読むのとも違う、目の前で昔の話を聞くのとも違う・・・
自分の感情が、昔の歌の歌詞やメロディーに反応しているのを感じながら
自分なりのイメージを膨らませながらたどる歴史。
これまで以上に、祖父母や両親が生きた子ども時代と、いまある彼らの姿に、特別な気持ちを感じ、見る目がかわってきています。そしてなにより、ほんとうに この方たちのがんばりのおかげで、あの復興があり、少し前の繁栄があったのだとおもうと、感謝の気持ちでいっぱいになります。
明治~昭和初期の歌のメロディーは、ペンタトニック (ファとシを抜いた独特の色調)で構成されており、
リズムもとてもシンプルで、自主練がてら歌っていると、気持ちがゆったりになってきます。
祖父母、両親の時代を歌でたどるプロセスは、自分がどこからきているのか、日本人たちはどこから来ているのか、自分なりにとらえなおす大きな機会で、それは 将来私の日本人観、自分の価値観に影響をおよぼしていくものなのだろう、ということを感じています。
なじみがなかった世界との出会いと、それを知っていくプロセス
でも、まだ 何も形になっていない、何か要素がばらばらに目の前にちらばっているのを具体的に見て、感じることができているだけの状態、どこに、どうまとまっていくのかも分からない状態。
NYというなじみのない、でもなんだか楽しい場所で、音楽療法を学び始めた、
あの時の感覚と通じるものがあります。
最近私が経験しているゼロ~1 のステージの要素の一つでした。
女性のための 音楽と色と声のリラクゼーション・ワークショップ@パークサイド広尾レディースクリニックは
毎月第一土曜日10時半~12時半 3000円。
お問い合わせ・ご予約は お名前、ご連絡先をそえていただいて、hiroo-pc AT healthcarenet.jp まで。次回は8月6日、今週末です。自家製、小麦粘土をつかったプロセスを考えています。
音と色をつかったカウンセリング・音楽心理療法セッションのご予約HPはこちら
by totoatsuko
| 2011-08-04 23:57
|
Comments(0)